科学者たち：塩分不足はヘロイン中毒に似たメカニズムを引き起こす

アメリカとオーストラリアの科学者による共同研究で、塩には中毒性があり、この物質が欠乏すると、ニコチン、ヘロイン、コカイン中毒の場合と同じ遺伝的、神経学的メカニズムが引き起こされることが示され、デイリー・メール紙は米国科学アカデミー紀要を引用して報じている。

専門家によると、これは脳に埋め込まれた「古代の本能」であり、人体における塩の重要性を反映しているという。メルボルン大学のデレク・デントン教授は、「この研究では、塩への渇望という古典的な本能が、オピオイドやコカインへの依存を促す神経組織を形成していることを示した」と述べている。

その過程で、「生存にとって非常に重要な進化的メカニズム」が発見された（タブロイド紙は再びデントン氏の言葉を引用している）。その本質は、体内に塩分が摂取されたという信号が、塩分自体が消化器系から血流に吸収されて脳に到達するよりもはるかに速く、つまり約10分以内に脳に到達するという点にある。研究者たちは、これにより人間を含む動物が捕食者からより脆弱になると考えている。

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